淘汰郎史_01 ACの自覚
当ブログの前提条件を開示しておかねばなるまい。
当方の自分語り、今回は「AC」について。
私が毒母にされてきた非道な仕打ちの数々が、
世間一般に「虐待」と称されるものであることを知ったのは、
恥ずかしながら高校生になってからのことである。
あまりに経緯が長くなるので詳細は割愛するが、
当時の担任の奨めを受けて、スクールカウンセリングを受けた。
適性検査のような、質問に対してYes, Noで答える設問を、
……何問だったか全く忘れたが、どっさり受けて、
その結果が「アダルト・チルドレン」というものだった。
カウンセラーに「親と君との関係を、全て教えてください」と言われ、
日頃の鬱積もあり、私は見ず知らずの他人に洗いざらい話した。
大体、以下のような内容だ。
●昔から、鼻血が出るほど殴られていた
●首を絞められたことがある
●母に曰く、私は失敗作
●母に曰く、私のような人間が世界で一番恥ずかしい
●母に曰く、産まなければ良かった
●母に曰く、私は人間として生きている価値がない
●幼い頃、母は親戚に私を紹介する時、名前を呼ばなかった
●私は彼女を許さない
暴言と暴力は虐待でしかない、とカウンセラーは言った。
「あなたはお母さんから充分な愛情を受けられなかったんですね」と。
全く以て衝撃的だった。
まさか、自分が虐待を受けていたとは、想定していなかったのである。
この結果を、両親には告げていない。当然だ。
これを伝えるということは即ち、
「この家、機能不全家庭だってぇことですぜ」
と告げるようなものだからである。
そんなことをしようものなら、
世間体と我が身の保身が最優先事項である毒母に、
今度こそ殺されるだろうと予想するのは容易だ。
随分ざっくりになってしまったが、
これが、私が自らをACだと理解した経緯である。